No.11 神戸市外国語大学 外国語学部

記事No.11

氏名

O.K.

八高(八代中)卒業年次

八代高校 72回卒

大学・学部・学科/卒業年

神戸市外国語大学 外国語学部 中国学科/2024年卒業予定

八高時代の自分

 中学校では吹奏楽部に所属していたのですが、高校から新しいことに挑戦したいと思い、ソフトテニス部に所属しました。ゼロからのスタートで大変な時もありましたが、最後まで支えてくれた仲間や諦めない心など、部活を通して様々なものを得ることができました。また、高校一年生の頃に行ったアメリカのモンタナ州での研修から、海外への興味がさらに深まり、学業面では特に英語に力を入れるようになりました。

進路の決め手

 航空関係の職業に就くことが小さい頃からの夢であり、その夢を叶えるために必要な英語やその他の言語を深く学ぶことができる外国語学部への進学を早い段階から決めていました。外国語学部のある国公立の大学は少ないため、あまり迷いませんでしたが、港町として栄える神戸への憧れと自分の得意科目を活かすことができる試験の内容が進路の決め手となりました。

受験方法

受験方法:一般入試(前期)

 センター試験は国語、外国語が必須科目であり、地歴・公民、数学・理科から1科目ずつ選択します。私の場合、地理と地学基礎・生物基礎を選択しました。満遍なく点数を取る必要がなく、科目を絞って勉強できるメリットはありますが、他の受験生も同じ条件で受験するため、少しの間違えでも命取りになってしまう怖さがありました。個別学力試験は国語と英語を受けましたが、自分1人で対策を行うのはなかなか難しいため、先生方にお声がけをして添削していただくと良いと思います。

 また、受験期に過去問や模試を受けて、点数が悪かった時は落ち込むのではなく、今わかってよかった、ラッキー!と嬉しく思うようにしていました。なぜなら間違えた問題こそ頭に残るものであり、今きちんと解説を読んで理解をすれば、本番で同じような問題が出た時、必ず正解することができるからです。不安で泣きたくなる時もあると思いますが、そんな時こそポジティブに物事を捉えてみてください。

大学で学んだことや思い出

 大学では週に6回、専攻語学の授業があり、1・2回生は、この授業を一つでも落とすと進級できなくなります。授業は丁寧で、教授も優しい方が多く、全く身構える必要はありませんが、緊張感をもって授業を受けることができたように思います。また、中国に関する授業はもちろん、天文学や民法、日本美術など様々な授業が行われており、一つのことに偏らず様々な知識を得ることができました。

学内外での活動(サークル・部活・学生団体等)

 コロナウイルスの影響でなかなか参加できていませんが、近隣の大学と合同のテニスサークルに所属しています。テニスをして楽しく過ごすだけでなく、就職活動の話や学業面での相談もすることができ、コロナ禍で縦や横の繋がりが弱い今、様々な情報を得られる貴重な場となっています。

自分の大学・学部の魅力

 他の大学と比べて少人数の大学であるため、きめ細やかで手厚いサポートを受けることができます。真面目な学生が多く、1つのクラスの人数も中国学科は二十数人と少ないため、切磋琢磨しあえ、刺激を受けることも多いです。教授とも距離が近いため、質問も気軽にでき、言語を学び、活かす場所として最適です。他にも外国語大学でありながら、語学や文化、歴史だけでなく、法律や経済、心理学などが学べることも魅力です。また、駅の目の前にある大学なので通いやすく、ベッドタウンであるため、生活利便性が高いことも良い点だと思います。

 自分の大学・学部を検討する際の注意点

 学生数が少なく、小さな大学なので、広いキャンパスでドラマのような大学生活を送りたい方には向いていないかもしれません。また、外国語学部しかないため、狭い交友関係になりやすいです。

現役八高生へのメッセージ

 オープンキャンパスは気になる大学であればどこでも行ってみるべきです。今の自分の学力では及ばないと躊躇してしまいがちですが、実際に行くことで勉強への意識が変わりますし、1年生・2年生であれば尚更、いつからでも挽回することが可能です。部活に勉強に、忙しい日々を送っていると思いますが、高校時代の友人や思い出は今でも自分を支えてくれる大切な宝物となっているので、まずは今を楽しんでください!