No.13 津田塾大学 学芸学部
記事No.13
氏名
I.Y.
八高(八代中)卒業年次
八代中学校卒業 2017年3月(2016年度)6期生
八代高校卒業 2020年3月(2019年度)72期生
大学・学部・学科/卒業年
津田塾大学 学芸学部 国際関係学科(在学中)2024年3月卒業予定
八高時代の自分
体調を崩しがちだったこともあり、授業には周りの人よりも参加していませんでした。
その分、部活動や生徒自治会活動・地域のイベントのボランティアなど、体調の良い時には積極的に課外活動をしていました。放送部では全ての大会で3位以内に入賞し、全国大会にも出場しました。机に向かって勉強するよりも人と何かをしたり、自分で何かを作り上げたりすることが好きでした(笑)
また、長期休みのほとんどを海外で過ごし、出会う人やものなどに大きな影響を受けました。英語の勉強にも力を入れていたので、高校1年生の時に英検準1級を取得しました。
進路の決め手
高校1年生までは特に学びたいこともなかったのですが、高校時代に計4ヶ月ほどフィリピンに滞在した経験から、貧困と経済発展とそれに関連するジェンダー問題について興味を持ちました。重ねて、とっても欲張りなのですが、貧困地域の人が働くために必要な能力を身につける手助けもできたらいいなと思っていたので、日本語教員にも興味を持っていました。現在の津田塾大学には開発経済という貧困と経済をメインに研究するゼミがあり、ジェンダー系の授業も豊富だったこと、日本語教員の過程を修了できることからこの大学に決めました!
受験方法
AO入試
1次試験:世界の問題に関する論文を作成
2次試験:小論文4題と面接
私は課外活動を積極的に行っていたことや、大学で学びたい学問のビジョンがはっきりしていたことからAO入試を選びました!
自分の学問分野について詳しいという自信はありましたが、受験を決めてからは、「この学者はこういう研究をしていてこの問題に対してこういう考えを持っている」ということをたくさんの学者の本を読んでまとめたり、世界の問題について本質的に理解するためにとにかく新書をたくさん読みました!
また、論文制作にあたって担任の先生にアドバイスをいただいたり、海外の知人にも意見をもらったりしてたくさん協力していただきました!
大学で学んだことや思い出
私は国際関係学に所属しています。国際系のことについて幅広く学べる学科です。
ゼミでは開発経済という途上国の経済発展について学んでいます。大学入学の決め手となったゼミに1年生終わりの選考で合格し、4年生までその先生のゼミの所属が決まったことがとても嬉しかったです。2年次ゼミは先行研究の読み込みからディスカッション、発表など、全てを英語で行いました。専門用語などにとても苦戦しましたが、自分の研究分野についても英語で説明したりディスカッションができるようになりました。また、副専攻として日本語教員の課程をとっているので英語、経済、日本語学と語学習得という3つを主に勉強しています。
第2外国語では韓国語、第3外国語では中国語を勉強しています。
学内外での活動(サークル・部活・学生団体等)
コロナ禍もあって新歓活動がなく、活動していないサークルが多かったため、1年生の6月に弊学学生だけが入れるダンスサークルを立ち上げ、副代表として在籍しています。
1から組織を立ち上げるというのが初めてなのでとても大変ですが、その分学ぶことも多く充実した生活を送れています!
また、インターンシップとして教育系の企業でも勤務しています。自分とは特性の違う子供達と話すことが多く、ファシリテーション能力などがどんどん身についているのを実感しています!
現在は、大学生のみの自治寮に入っており、さまざまな大学や専門学校の学生と意見を出し合いながら企画を立てたり、イベントを行ったりしています。多くの人と共同生活する中で、ぶつかることもありますが、納得のいくまで話し合うことや相手に自分の意見を的確に伝えることがとても大変ですが大きな糧になっています。
自分の大学・学部の魅力
1学科70〜200人の小さな大学で、多くの授業が少人数クラスなのでとても面倒見がいいと思います。英語の授業でも質問すると丁寧に教えてくれたり、1人1人添削をしてくれます。また、小規模大学ながら幅広い分野の授業を履修できるので、私のように学びたい事柄が複数あっても満足のいく時間割を組むことができます!
自分の大学・学部を検討する際の注意点
英語をかなり重視する大学なので、レベル分けのテストや、2年生までは英語の必修がたくさんありますが、課題にきちんと取り組めば英語が苦手でもすごく力がつくと思います。駅は近いですが、東京都内では田舎の方にあるので、利便性は良くないです。他大学に比べると大学のキャンパスの規模が小さいです(それもまた良さだったりもしますが!)。
現役八高生へのメッセージ
私は、高校生の時に学校外で経験したことが進路選択に大きく影響しました。
今のうちに出来る経験をたくさんして大学で何を学びたいかをはっきりさせておくと、なんとなく大学に行くよりも、大学での学びがより有意義なものとなると思います!