第32回大和路ハイク 菜の花&桜花の「藤原宮跡」を散策

 八代いさっか会主催第32回大和路ハイクは、2023年4月2日(日)に開催。集合場所の近鉄畝傍御陵前駅に八代東、八代工、水俣高の会員も交え19名が集う。今回のコースは大和三山(畝傍山、耳成山、香具山)に囲まれ、平城遷都の前に16年間都が置かれた藤原京の一帯を散策する。

 ガイド役の池田治君(高・10回生)から行程の説明を受けた後、東方の香久山をめざしてスタート。標高152mの香久山は、山と云うより小高い丘のような姿。最初の訪問地は本薬師寺跡。西の京へ移る前の薬師寺があった所で、金堂、東塔、西塔跡の巨大な礎石が往時の規模を物語る。ここから西には円錐形の美しい姿の畝傍山が、南には明日香の甘樫丘が眺望できる。藤原京を貫いて流れる飛鳥川を渡り目的地の藤原宮跡で昼食。醍醐池の土手には満開の桜花。足元の菜の花畑の北方には耳成山、西方には畝傍山の後方に葛城二上山が春霞にシルエット。1300年前に日本初の本格的な都城として造営された跡地での昼弁当に、花吹雪が舞い落ちた。

 次回第33回例会は、2023年11月5日(日)。晩秋の白毫寺&新薬師寺周辺の散策を予定。

文責:八代いさっか会世話人橋口敏昭(高・10回生)