八高同窓会運営に関する会長所信
2025年9月26日
はじめに
新しく同窓会長を拝命しまして、いよいよ9月から新体制が発足いたしました。これを機に、これからの同窓会の運営指針として会長所信を作成しました。9月の役員会で発表し、取り組みへの理解を求めたいと思っております。これは、私自身が同窓会活動を通じて思い綴った問題意識を基に、八高同窓会が目指すビジョンを示し、同窓会のこれからの取り組みに、一本筋を通そうと思い、所信を作成しました。これに基づき具体的な諸策をみんなで協議し、少しずつ進めていこうと考えています。
八高同窓会運営へのスタンス
八高は、私たちに多くの学びと出会いを与えてくれ、卒業後の人生にも大きな影響をもたらしてきました。八高同窓会は、その絆を受け継ぎ、世代を超えた温かい交流を続けてきました。私は、先輩方が築いてこられた伝統を次の世代へ確実に引き継ぐことが、役員会に課された大切な責務だと考えています。今後は、より多くの同窓生が参加しやすい活動を企画し、情報発信を強化し、若い世代とのつながりも重視して、柔軟で開かれた運営を心がけます。全国で活躍する卒業生をつなぐ架け橋として、同窓会は「絆を深める」「母校を支える」「情報を届ける」「組織を強くする」という4つを活動の柱とします。
1.仲間との絆を深め、交流の輪を広げよう
同窓会の原点は、やはり仲間と集まり語り合うことです。学年・職域・地区ごとの同窓会を応援し、名簿整備や開催支援を行っていきます。現在、全国には11の地区同窓会があり、地区での集いは会員の情報交換や母校とのつながりを保つ大切な場になっています。
- 「みんなで同窓会をしましょう」キャンペーンの実施
学年や地区、職場などでの同窓会の開催を奨励。一律2万円の開催費助成。
名簿提供など開催に向けた取り組みを後押します。 - 地区同窓会の活動支援
本部・地区合同会の定例化し、地区の現状把握・課題について意見交換
会報・HPの活用し、地区の会員への情報提供。
地区主催による大学生対象の新歓事業・リクルート事業の提案と支援 - 新たな仲間づくり
音楽、絵画、陶芸、イラストレーター、服飾、写真家などの芸術家グループの交流の場
を設け、八高同窓会の文化面での交流をすすめる
2.母校を支える ― 教育支援
同窓会は、教育振興基金を通じて、八代高校・八代中学を応援してきました。これからも「三綱領」の精神を大切にしながら、生徒たちの学びと挑戦を支えていきます。
具体的な取り組みとして
- 人を育てる 人材育成支援(講演会、同窓会賞の拡充)
優れた八高生の個人・団体(サークル等)の活動に対し、新たな同窓会賞の創設や奨学金の授与を検討。
在校生向けに各分野の第一線で活躍している同窓生の講演会の開催への協力・助成 - 学ぶ環境を充実 学習環境支援
学校と協議しながら、教育振興基金を活用した幅広い支援を続ける。
3.情報を届ける ― 広報活動
同窓会の活動をより多くの方に知っていただくために、同窓会活動「見える化」 をすすめます。財務状況や基金活用を公開、HPやスマホで迅速な情報発信に努め、新たにスマホを利用したダイレクトメールの開始など広報の充実に取り組ます。
- 同窓会報と同窓会ホームページの連携強化
活動報告や地区便りとのリンク・コンテンツの充実 - 情報発信のスピード化
ホームページの更新のスピード化とSNS活用 - タイムリーな情報提供
地区同窓会間のLINEグループ創設・スマホに直ぐ届くメルマガの配信開始 - 役員会に情報担当を設ける
広報委員会・ホームページ管理者との連携を図る
4.組織を強くする ― 持続的な運営のために
これから先も同窓会を元気に続けていくために、財務基盤の強化と若い世代の同窓生の参加を促します。
財務基盤強化のために
- 会費納入の推進と広告収入の増収
役員会に広告募集担当を置き年間を通じて募集を行う
便利な納入方法の検討(口座振替、オンライン振込の促進) - 新たに基金への寄付金を募集
教育振興基金の拡充を図る 例)「八高みらい基金」のような親しみやすい名称で募集 - 同窓会グッズの開発と販売
若い世代の同窓会への参加を促す取り組み
- 八高同窓会のパンフレットの作成
同窓会入会式での活用 若い世代の同窓会への理解促進 - 若手同窓生の参画促進
広報委員の募集 はちこみゅ・お仕事図鑑の拡充とスタッフ募集 - ヤングパーテーの開催
40歳以下の同窓生を対象に年一度のイベント開催
20代30代を中心に新たに「ヤングパーテー実行委員会」を結成し取り組む
八高創立130周年・八代中学創立20周年
周年事業の成功
学校・PTAと連携して周年事業を成功させる
同窓会アワード「道」賞の創設
全国で頑張っている同窓生の偉業に対して同窓会アワード「道」賞を創設し、表彰状・副賞を授与する。
選考委員会を設け受賞者を検討
おわりに
交流と親睦、母校への支援、情報発信、組織の強化――。これら4つの柱をもとに、役員会は、会員と母校をつなぐ役割を果たしていきます。また、役員の皆さんに対し、役員会の活動を通じて、ともに成長できる環境づくりに努めていきたいと考えます。八高と同窓会のために、ともに頑張りましょう!
