第20回大和路ハイク
悠久の風を感じながら…飛鳥路を!
八代いさっか会主催の「大和路ハイク」は、2007年の9月に石舞台から奥明日香の栢森へ棚田に咲く彼岸花を訪ねて歩いたのが第1回目の例会でした。その後、春秋の年2回の開催を続けて今回は20回目の節目の開催となりました。
今回の開催は、2017年の早春4月2日。近鉄橿原神宮駅に集合して近鉄吉野線に乗り換え、近鉄飛鳥駅にて下車。駅前の雑踏を貫け飛鳥路に踏み入れる。途中史跡檜隈寺跡を過ぎ整備された国営飛鳥歴史公園内の遊歩道からは大和三山の畝傍山、耳成山が春霞の中に遠望される。桜花はポツポツながら、菜の花と桃花は満開。悠久の風を頬に感じながら…キトラ古墳を目指す。
特別史跡の「キトラ古墳」は1983年に発見され、古代の皇族・貴族などの墓域にある小円墳で、7世紀末から8世紀初頭頃に造られたと考えられています。壁画保存管理施設で四神、十二支、天文図等を鑑賞した後、飛鳥文化の隆盛を伝える特別史跡「高松塚古墳」を訪ねる。薄暗い館内には、発見当初の姿を再現した現状模写と、修復した復元模写が展示。今回は古代ロマンの二大古墳を訪ねた飛鳥路の一日でした。
(文責 八代いさっか会世話人:橋口敏昭)