第37回大和路ハイク 当尾の石仏を訪ねて
八代いさっか会主催の第37回例会は、2025年11月2日(日)に開催。集合地の近鉄奈良駅に16名が集う。今回は奈良を離れて、京都府木津川市の当尾(とうの)の集落に建つ名刹岩船寺と浄瑠璃寺を結ぶ線上に存在する石仏群を訪ねるコース。


駅前より季節限定運行の「木津川古寺巡礼バス」で、岩船寺へと向かう。聖武天皇の勅願で建立されたと伝えられる本堂の本尊阿弥陀如来坐像(重文)や、薄く色ずいた紅葉に包まれた三重塔(重文)に心鎮まる。
山門下の茶屋で昼弁当。名物の吊り店(無人販売店)で甘柿、草餅、漬け物等を買い求め、浄瑠璃寺を目指して出発。途中に三体地蔵摩崖仏(鎌倉末期作)⇒ミロクの辻(文永作)⇒わらい仏(永仁作)⇒カラスの壷二尊(康永作)⇒あたご灯籠(江戸作)⇒藪の中三尊摩崖仏(弘長作・当尾石仏中最古の作)の野仏を訪ねる石仏の道を歩き終え、最終地の浄瑠璃寺に到着。
浄土の池「宝池」を中心にして、東に薬師仏西に阿弥陀仏を配した庭園は、極楽世界をこの世に表したものとされる。三重塔(国宝)と本堂の九体阿弥陀如来坐像(国宝)、四天王立像(国宝)、吉祥天立像(重文)等を拝観。
次回の第38回例会は、来春4月5日(日)近鉄橿原線石見駅11:00集合。「唐古・鍵遺跡史公園」を訪ねる予定。ご参加をお待ちしています。
(報告者:八代いさっか会世話人橋口敏昭☏090、5674、6461、)
